
こんなもったいなさを感じていませんか
「イラストは画面で見られて終わり。原画の居場所がない」
SNSに載せたイラストには、反応が付く。けれど、それは画面の上で数秒見られるだけ。指が動けば、次の投稿に流れていきます。
手で描いた原画は、引き出しやファイルの中で眠ったままです。画面では伝わらない筆の跡や、紙の質感があるのに、それを見てくれる人はいません。
ここで、ひとつ考えてみてください。あなたのイラストを好きな人は、原画を手元に置きたいと思わないでしょうか。
画面で好きになった絵を、本物で見たい。部屋に飾りたい。そう願う人がいても、原画の居場所が無ければ、その願いはかないません。
イラストは、見てもらう力ではほかの作品に負けません。足りないのは、画面の外で原画と出会える場所のほうです。
画面で好きになった絵を、
本物で見たい人がいる。
あなたの引き出しの中にも、まだ誰にも見られていない原画はありませんか。
画面の上だけで終わると、どうなるか
画面の上のイラストを、部屋に飾りたいと思う人はいるはずです。
作品は、本来、部屋に飾られて、暮らしの中で毎日見られる物です。
画面の上のイラストは、見ることはできても、部屋に飾ることはできません。飾りたいと思った人がいても、手に入れる道がなければ、そこで終わってしまいます。
イラストの原画がどれくらい売られているかを、全国でまとめた調査は見つかりませんでした。数字が無いので、ここでは作りません。
反応がいくら増えても、原画が引き出しの中にあるうちは、イラストは画面で見られて終わりです。描いた人の手元にも、形として何も残りません。
同じ絵が、画面の上ではたくさんの人に見られ、紙の上では誰にも見られていない。この差が、原画の居場所の無さです。
原画は、描いた人にとっても大切な一枚です。その一枚が、誰にも見られないまま色あせていくのは、とても惜しいことです。
画面では見られても、
原画は誰にも見られていない。
外から見てきた、わたしの感覚

わたしは、50歳を過ぎて初めてアートを買いました。そのとき感じたのは、原画の力でした。
実物の前に立ったとき、アートの力を思い知らされました。一目惚れで、その場で買うと決めたのです。
イラストの原画も、同じ原画です。画面の上で何度も見た絵でも、原画を前にすると、まったく別の出会いになるはずです。
一方で、一般の人は、アートに出会う場所が少なすぎます。作家の友人がいるか、アートの世界にいる人でなければ、原画に触れる機会はほとんどありません。
イラストは、画面を通してすでにたくさんの人に届いています。その人たちに、原画と出会う場所を用意できたらどうでしょう。
画面で何度も見てくれた人ほど、本物の前に立ったときの驚きは大きいはずです。その驚きが、原画を手元に置きたいという気持ちに変わります。
画面で好きになった人が、本物の前に立つ。それは、作家にとっても、見る人にとってもうれしい出会いになるはずです。
画面は入口。
本当の出会いは、原画の前で。
答え合わせ:原画を待つ人は、いるか
この感覚を、数字で確かめようとしました。
けれど、画面でイラストを楽しむ人のうち、原画を手に入れたいと思う人がどれくらいいるのか。それを調べた全国の調査には、たどり着けませんでした。
絵が好きでも、原画を買うという経験を、まだしていない人は多いはずです。原画がどこで買えるのかを、知らないだけかもしれません。
「一般の人は、原画に出会う場所が少ない」という感覚は、今回は確かめられませんでした。ただ、わたし自身、原画の前に立つまで、その力を知りませんでした。
原画の居場所があれば、画面で好きになった人が、そこへたどり着けます。投稿を見た人が、ページを開き、原画を部屋に迎える。そんな流れが生まれます。
一度原画を迎えた人は、次の絵が描かれるのを楽しみに待ってくれます。画面の向こうの見る人が、原画を持つ人に変わっていきます。
画面の反応は、原画に出会ってくれる人の数に変わっていきます。引き出しの中の原画が、誰かの部屋の壁で、毎日眺められる一枚になります。
反応の数を、
原画と出会う人の数へ。
7ARTSで、一緒にできること

7ARTSは、画面の外に、原画の居場所を作家のみなさんと一緒につくっています。
7arts.jpには、作家ごとのページがあります。原画を載せておけば、サイトから購入やオファーが届きます。
オファーは9種類あり、作家が「受けられる」と選んだものだけが届きます。
原画を部屋やお店に飾った姿を見せる仕組みもあります。画面の絵が、暮らしの中でどう見えるかが伝わります(解決策1 飾ってみて)。
作品証明書で、作品の確かな記録も残ります。
原画は、世界に一枚だけです。その一枚を、どんな部屋に迎えてほしいかを考えて、紹介してみてください。
画面では伝わらない大きさや紙の色も、ページに説明を添えれば伝えられます。縦と横の大きさ、紙の種類、使った画材。短く書き添えるだけで十分です。
サイトは5か国語で表示できます。日本で制作を続けながら、海外の人にも作品を見てもらえます(解決策2 外国語表示)。
ただ、SNSで出会った人をページへ案内するのは、作家自身です。投稿のたびに「原画はこちら」と一言添えてみてください。その一言から、画面の外の居場所づくりを一緒に始めましょう。
引き出しの中から、
誰かの部屋の壁へ。
今日、ひとつだけやってみてください

まず、これまでSNSで反応の多かったイラストを思い出し、その原画を探してみてください。
次に、その原画を明るい場所で撮り、作家ページに載せてみてください。紙の質感や筆の跡が伝わるように、近くから撮った一枚も添えると効果的です。
最後に、次の投稿に「この絵の原画は、こちらで見られます」と一言添えてみてください。画面の外に道ができた日から、原画は居場所を持ち始めます。
全部の原画を一度に載せる必要はありません。反応の多かった1枚から始めれば、見た人の声を聞きながら、少しずつ増やしていけます。
反応してくれた人の中に、原画を待っていた人がいるかもしれません。その人に、道を示してあげてください。
作品と新しい人が出会う場所を、一緒につくりませんか。7ARTSに作家として登録する
出典
- 買った理由:「日本のアート産業に関する市場調査2021」一般社団法人アート東京・一般社団法人芸術と創造(文化庁委託事業)
- 作品を買ったことがある人の割合(約16%):「日本のアート産業に関する市場調査2018」一般社団法人アート東京・一般社団法人芸術と創造(2019年3月4日発表・約2万人を対象)



